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Design Thinking & Strategic Management・Creative Thinking



いつもは2週間(土日各8時間×2週) で1つの授業ですが、今回は1週おきに同じ澤谷先生より、第1週はDesign Thinking & Strategic Management、第2週はCreative Thinkingでしたので、異なる授業ですが同じ先生のためブログ1本にまとめさせて頂きます。



澤谷先生は主にBIP(Business Innovation Program:本校でのMBAコース)での教鞭に立たれており、私はGMP(General Management Program:本校でのEMBAコース)なので澤谷先生の授業は初めて学ばせて頂きました。




まずデザイン思考(デザインしこう)は、問題解決やイノベーションのためのフレームワークやアプローチです。

デザイナーが持つ創造的な思考方法を他の分野や業界にも応用することを目指しています。


デザイン思考では、ユーザーのニーズや要求を理解し、その解決策を見つけるために、共感や観察、洞察を重視します。


具体的には、以下のようなステップで進められます:


1. 共感(Empathize): ユーザーの視点に立ち、彼らのニーズや要求を理解するために観察やインタビューを行います。ユーザーの感情や行動に焦点を当てます。

2. 定義(Define): 調査や観察の結果を分析し、問題や課題を明確に定義します。ユーザーのニーズや要求を整理し、特定の課題に集中します。

3. 発想(Ideate): 多様な視点やアイデアを出し合い、創造的な解決策を見つけるためのワークショップやブレインストーミングを行います。制約やジャッジメントを排除し、自由な発想を促します。

4. プロトタイプ(Prototype): アイデアを具体的な形に落とし込むために、試作品やプロトタイプを作成します。ユーザーとのフィードバックを得ながら、アイデアの有効性や改善点を検証します。

5. テスト(Test): プロトタイプをユーザーに提示し、彼らの反応や意見を集めます。そのフィードバックをもとに、アイデアや解決策を洗練させ、改善していきます。



デザイン思考は、単に製品やサービスのデザインに関わるだけでなく、ビジネス戦略や組織の改革など、様々な領域で活用されています。


ユーザー中心のアプローチや創造的な問題解決を重視することで、革新的な成果を生み出すことが期待されています。



今回授業での教科書『デザイン思考が世界を変える(千葉敏生訳)』やIDEO・IBMのケースを読み、自分なりにデザイン思考を解釈してみると、デザイン思考は「人間中心主義」で、顧客(相手)に共感して、相手の立場に立って感情や行動に焦点を当て問題や課題を明確に定義していく。

それをもとにワークショップやブレインストーミングを行い、その結果をテスト(実践)してみて、そのフィードバックを基に洗練、改善させていきます。それを繰り返していくことになります。


「相手の立場になって考える」とよく言われるものですが、提案側の一方的なツールを提供するのではなく、相手に合わせて毎回組み立てていく、そのような考え方がデザイン思考には求められると考えています。



授業のディスカッションでも話しましたが、この考えをコンサルティングサービスに毎回取り入れると、『コストが掛かるよね』という話をしましたが、しかし思うにそれがコンサルティング。



別授業の「エムスリー」のケースでもやりましたが、

「コンサルティングには手がかかりコストも掛かるので、それを収益源にするつもりはない」

という一文もありました。


顧客に最高のサービスを提供するにはコストや時間・労力をかけることが必要。


しかし、拡大するにはそれ以外の収益源が重要となる。

そのバランスを取るにはどうするか。


このようなことを考えつつ、授業を受けさせていただきました。


今回は『Creative Thinking』では創造性・クリエィテビティをどのように創るか、エフェクチュエ―ションの充当性などを学びましたが、紙面の関係上、また別の機会とさせて頂きます。


澤谷先生、貴重なお話と授業、誠にありがとうございました。


次回CLDでも宜しくお願いいたします!

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