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執筆者の写真利幸 丸吉

Business Analysis


1年目の授業も半分は終了し、残る科目も少し、そして年末年始を過ぎれば残る授業は僅かとなります。


2年間で修了することが目標ですが、それよりもコンサルティングや企業実務に使える実践的なスキルを得ることを一番に考えていますので、まずは全ての授業を脱落することなく受けることが目標です。



今回の授業はBusiness Analysisでした。

約1か月前のゼミの先生でもある長沢先生より授業スタイルをご教示頂いたというお話を聞いており、講義では「5Forces」をとことんやり尽くすという噂を聞いていました。


そのつもりで授業を受講していましたが、実際には5Forcesのみならず、バリューチェーン・IPO・オープンイノベーション戦略・M&A戦略など、様々なフレームワークや戦略の実務を学べる、とても有意義な講義でした。


授業の冒頭を少しお話しすると、授業の目的として、


・分析フレームワークの意味を理解する

・分析フレームワークに当てはめるだけでは、全く意味がない

・その結果から、何を読み取るかが重要

その結果を、説明できなければ意味がない。



 長沢先生の授業でもありましたが、


戦略とは相手や自分自身を知ること。そのために分析し、有効な打ち手(戦略)を考える→その分析ツールがフレームワーク


このように学んでいましたが、その先のフレームワークの意味や読み取り、結果の説明まで行うことを学ぶことができた授業であると考えています。



先生が話される本コースの目的として、


論理的思考により自分が経営者であればどのような行動をとるかを考える

・その際に、必要な情報分析を行う能力を身につける


上記を学ぶために様々なケースを活用し学んでいきますが、特徴的でしたので最後に行ったベンチャー企業のケースで行ったオープン戦略(特許の公開)をご紹介したいと思います。


まずバリューチェーンで、自社のどこで付加価値が生み出されているのかを分析します。

その結果、自社の「技術開発の製品製造技術」から生み出している価値が大きいと分析できました。


その製品製造技術は、卵殻を使用する製品製造特許を持っていたためです。


生き残るため、収益をさらに上げるためにその特許を活用してどのように戦うとよいのか。


もちろん資本や資金のある規模の企業ならば特許を活用して生産拡大し、独占的な市場規模を生み出すという「クローズ戦略(自社で特許を持って生産し続ける)」ことも可能ですが、本ケースでは(実際によくある話だと思います)ベンチャー企業。

資本も資金もないので、作ったところで市場に影響を与えることはできません。


そこで考えられるのが上記の「クローズ戦略(非公開)」の対になる「オープン戦略(公開)」。


その特許使用料を有料で公開し、その特許容量及び売り上げの一部をリベートとしてもらう戦略です。(一例)



そうすることによって、小さなベンチャー企業でも規模の大きな企業に代理で生産してもらうことで、その特許の使用料/売上高の一部のダブルインカム・市場への拡大なども見込むことができます。



上記のように起業し特許は持つが規模が小さい、そのような場合の戦い方を本ケースで学ぶことができました。


戦略系の授業で学ぶケースは大きな企業を扱う場合が多いのですが、このようなベンチャー企業のケースは初めて、私もスタートアップ企業経営者なので、大変参考になり、戦い方を学ばせて頂きました。



今後に活用させて頂きたいと思います。


2年次からは2年次用の授業CLD(Certificated Leadership Program)がありますので、そこでもぜひ授業をとらせて頂きます。


芳賀先生、ありがとうございました!

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